トリック オア トリート!
この世とあの世が交わる日、ハロウィーンに下記の内容で読書会を開催しました。🎃
日時:2020年10月31日(土)14:00ー16:00
場所:サンポートホール会議室
参加者:2名(男2) 対面 2名
課題:J・K・ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」
9月は参加者なしで開催できなかったので、2ヶ月ぶりの開催です。
本当はオンラインでもう一人申し込みあったのですが、現れず。
都合つかなくなって参加難しくなったら、すぐに連絡くれるとありがたいです。
さて、ハリー・ポッター。
言わずとしれた、世界的ベストセラー。親戚宅でボロ雑巾のように扱われていた少年が、11歳の誕生日に「魔法使いの学校」からの入学通知を受け取り、世界が文字通り一変。
銀行口座には亡くなった両親の遺した遺産がガッポガッポ、魔法使いの世界では有名人。出会う友人、溢れる才能、俺SUGAEEE! リア充で人生イージーモードと思われたが、自らの額に傷⚡️をつけた悪の帝王が11年ぶりに復活・・・「名前を言ってはいけないあの人が帰ってきた!」と禁断の学園ホラー展開に。
若くして亡くなったのに、財をなしてる両親もすごいけど、英国魔法界の悪の帝王に君臨しているヴォルデモート卿もすごいなぁ。作品世界では、悪の帝王が去って11年、人々の心の傷が癒えてきて頃にアイルビーバック・・・となり、再び集う死喰い人たち。
私も昔は、ハリーに注入された「闇の力」が覚醒して、ヴォルデモートに侍るナギニ様🐍がハリーの魔力の方を気に入って、主人に牙剥いて裏切る・・・ような中二病展開を夢想しましたが、そんな事はなかった・・・というか、ナギニとヴォルデモートの絆とか、今後のファンタスティックビーストで描かれるのかいね。
学生時代に読んだ時は、魔法の学校にときめいたりもしたけれど、大人になって読むと、組分け帽子のシステムとか、AIによる進路決定みたいでちょっと不気味な気も。
我々、マグル(魔法族ではない普通の人間)は、マグル社会で育ったハリーやハーマイオニーに感情移入して読んだりするけれど、生粋の純血たるロンも、長男(主席)次男(クィディッチエース)三男(監督生)四&五男(クィディッチエース)妹の未来(クィディッチエース)と、普通だったらグレるコース一直線。
コンピュータの達人を魔法使い(ウィザード)と呼ぶように、イギリスの辞書には一般人を指す言葉としてマグルが登録されているとか。さすがはニートの概念発生国。2000年代初期のウィンドウズマシンのマイクロソフトアシスタント、デフォルトはイルカだけんど、マーリンもいた。質問打ち込んでも、うまく使えないけどな!
ズッコケ三人組というか、高校生クイズと言うか、「魔法使いの少年少女」を3人に因数分解し、知性、アクション、キュートをそれぞれが補完しあうことで、ラスボスをも倒す可能性を魅せる1巻。
出た当時は、高校の図書室でいつでも借りられる状態で、パラパラとめくって文字のフォント変わったり、「ルーモス、光よ!」でバカじゃねぇのwwww となりましたが、改めて読んでみると、やっぱり面白いですね。
額に傷を持つキャラということで、今をときめく「鬼滅の刃」🚂や同じく「母の愛」によって身を守られるNARUTOの「砂瀑の我愛羅」からはじまり、純血の父と穢れた血の母から産まれた半純血のハリー、両親譲りの才能、雑草魂で一から努力というより、最近の創作物はエリート志向?
ブラック家の血の掟を棄て、愛に生きたトンクスの両親➖➖穢れた血の父と純血の母のカップルで、色々と障害もあっただろうに、いざ娘が結婚相手を連れてくると、ちょっと満月の夜にアレだし、就学や就職できない男はちょっとね・・・と差別されてきた側がさらに人を差別して反対したりと、魔法族も色々と複雑。
そもそもがマグル出身者も教育し、外部から血を入れないと種族として先細る可能性とか危うい未来だなぁ。賢者の石で不老不死になったりすれば話はまた違ってくるのかもだけど。
原作がリリースされてから、早20年。スピンオフ映画とか、さらなる世界の広がりを見せていますが、再びハロウィーンと満月が重なるぐらいに時代が進むとどんな評価されるんでしょうねぇ。
急に寒くなった中ご参加いただき、ありがとうございました!
★次回は 11/28(土) 14:00-
今年最後の開催となり、毎年恒例「クリスマス」にちなんだ作品として、メーテルリンク「青い鳥」を取り上げます。対面・オンラインどちらでも参加できますし、別に香川県の方でもオンライン参加駄目というわけではないので、参加したい形式を選んで申し込みくださいね。
クリスマスの夜に現れた魔女によって、「青い鳥」を探す旅を命じられたチルチルとミチルの兄妹。
メモリー・・・「思い出の国」を皮切りに、様々な国をめぐる。旅の果てに幸せをもたらすという青い鳥をつかまえる事ができるのだろうか。
ブルームーンの夜に、ブルーバードは翔び去った。ヘドヴィグ!
NARUTOも落ちこぼれだと思われていたが、始祖に連なる血統のエリートだった・・・!
青い世界。真っ赤かな会場借料費を払いながら続ける読書会。好きなこと続ける、積み重ねる、色々と思う歌詞です。
ラジオで「群青」リクエストしましたが、OAされたのはこっち。
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