いよいよ梅雨明け。これから一気に暑くなっていきますね。

まだ梅雨があけていない、サウナのような日曜日、

下記の内容で課題読書会 2nd Memory を開催しました。ギリギリ土砂降り期間に「天気の子」を観ました。高校生がいっぱいでした!

日時:2019年7月21日(日)14:00ー16:00

場所:燈屋

参加者:5名(男3・女2)

課題:梶尾真治「黄泉がえり」

2ndMemoryの第1回目が梶尾真治「おもいでエマノン」で、Memoryもここから取っています。私にとっての特別なシリーズです。

第1回 2nd Memory 開催報告

今回、夏ということもあり、熊本市に死者が再び黄泉がえってくる…と設定だけなら「ホラー」なこの作品を課題として選書しました。

市議に陳情が集まってから行政がやっと動いたり、ほんとうに黄泉がえったのかどうかをきちんとジャッジしないと、もぐりの不正受給横行の危機…といった点がけっこう皆さん面白かったようです。

参加者さんが実際に体験した「かえってきた」事例とか、不思議なお話もうかがえました。

自殺してしまった中学生の黄泉がえりからは、昨今のいきなり命が奪われる事件や事故、「黄泉がえりagain」で描かれる熊本大震災や、参加者さんの親類が熊本にルーツがあったりと、意外な方向に話は進みました。

そして一番盛り上がったのが、妻と子を残して交通事故で死んだ父親が帰ってきた! 解き明かされた黄泉がえりの謎、そしてこの家族の結末…… これは女性陣から「ありえない」「やっちゃいけない」といった意見が。

個人的に好きなエピソードは、歌姫のマーチンと彼女を黄泉がえらせた青年の物語。ずっと想い続ける…重たいような気もするけど、リアルだとどうなんだろう。

死んだ人を時に想うのも大事だろうけど、生きていく人間にはそれぞれの人生もあり…。でも、もう一度会いたいという人は、死別だったり音信不通だったりする人のなかでちらほらと顔が浮かんでは消え…。

しかしまぁ、学生の頃に買った本を再び開いて色々と黄泉がえる思い出に浸る、こんな読書もいいものでしょう。映画版はいまはスーパーホテルになってる東宝会館、木曜日学生デーに観たよ。朝「黄泉がえり」昼「戦場のピアニスト」。

オーパ(!)にあった東映で中2の4月1日(TVアニメポケモン放映開始日)にエヴァンゲリオン観て、同じく8月1日にソレイユで完結篇観たり、かつての高松の映画館の話題なんかも楽しかったです。

これからお盆を迎え、ごちそうで満腹になった午後、お墓さんに参るまでの空き時間に読書というのも乙なものではないでしょうか。

ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました!

月のしずく

かたちあるもの

参加者の方が、かまどパイを持ってきてくださいました。うめぇ。法事なんかのエース。

宇多津ビブレ(!)でCD買ったのもよい思い出。

ゴーストバスターズTシャツと悩んだけんど、カジシンとくればやっぱエマノンTシャツでしょ!

燈屋さんには、いたるところに灯りが。月の雫。

★次回は 8/18(日)14:00ー

海洋冒険小説の古典「海底二万里」を取り上げます。

謎の巨大海洋生物により、数多の船舶が海の藻屑と消える。

調査に乗り出した研究者もまた、怪物の胃袋にーーだが、生命体だと思われていたそれは、実は潜水艦・ノーチラス号。

謎の男ネモ船長に導かれ、海底世界へ。

様々な版元・訳者で出版されておりますので、気に入ったものをお持ちください。

リーチからの海底摸月、親の跳萬18000にリー棒2000、よっしゃ二万!

参加申込はこちら⇒「参加申し込みについて」

レポート作成:はじめ