☆☆読書会フレンドパーク【香川県高松市】☆☆

日 時:2018年5月13日(日) 10時00分~12時00分
会 場:本屋ルヌガンガ
参加者:7名
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ぷらたなす=「好奇心」の読書会へようこそ!!

今回のぷらたなすの一言テーマは、「感謝」☆★
開催日の5/13(日)は母の日、日頃の感謝を込めて♪

今年2回目の本屋ルヌガンガさんでの開催(^^♪

飲み物とお菓子をいただきながら…

2018年度のぷらたなすは、今回で1stシーズンは終了となります。。
2ndシーズンは7月から開催します(^^)/

ではでは、次回のぷらたなすをよろしくどうぞ!!
〈written by 白井 康太〉
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今月のぷらたなbookS×7
[amazonjs asin=”4003570022″ locale=”JP” title=”ジェイン・エア(上) (岩波文庫)”]ブロンテ姉妹のひとりシャーロットの代表作。
『ジェイン・エア』はいくつも翻訳が出版され、映画化もされている名作です。とくにこの岩波版は訳が秀逸と評判です。紹介者さんは普段は古典はあまり読まないそうですが、読書会に参加している方に勧められて、この『ジェイン・エア』を手に取ったそうです。読んでみると、主人公であるジェインの芯の通った生き方に非常に共感でき、ゴールデンウィークに一気読みしたとのことでした。
(昔読みましたが、筋が分かりやすくていいですよね(^^))

[amazonjs asin=”4562054654″ locale=”JP” title=”刑務所の読書クラブ:教授が囚人たちと10の古典文学を読んだら”]刑務所で実際に行われた読書会を記録した、ノンフィクション
女性教授が男子刑務所で読書会を行う、というシチュエーションがびっくりですが、実際にあった話ということでさらに驚きです。読書会では、シェイクスピアからカフカ、ブコウスキーなど、さまざまな著作が取りあげられ、本への感じ方が一般?と多々異なっていたそうです。ただし、ノンフィクションということで、教授が読書会を運営するなかで挫折が多くあったことも記録されており、深みを増しています。
(囚人たちはどんなやりとりをするんだろう…)

[amazonjs asin=”4163907149″ locale=”JP” title=”ふたご”]SEKAI NO OWARI Saori による初の小説。
直木賞候補になったことで話題となった、『ふたご』。SaoriさんがFukaseさんの提案で書き始めたというこの物語は、SEKAI NO OWARIのデビューまでの日々を題材としたフィクションです。当初はなんとなく手に取ったとのことですが、読んでみて良かったとのことでした。「ふたご」といえるほど近くて遠い少女(Saoriさん?)と少年(Fukaseさん?)、愛することの難しさをあらためて考えさせられるそうです。
(ピエロの被り物の誕生秘話も教えてくれました♪)

[amazonjs asin=”4334751717″ locale=”JP” title=”シラノ・ド・ベルジュラック (光文社古典新訳文庫)”]世界で人気が高い、フランスの傑作戯曲。
紹介者さんは高校時代演劇部で、この『シラノ・ド・ベルジュラック 』を読んで思わず涙したそうです。容姿に恵まれないシラノが、自分の想いを隠してロクサーヌに恋する美男クリスチャンを手助けして…というこの物語は、現代日本でも演劇が上映されるなど、1世紀を経た今でも人気です。人は外面に恋するのか、それとも内面を愛するのか、という問題は、今も僕たちを悩ませ続けていますね。
(手塚治虫『ブラックジャック』でも、これを題材とした作品がありました)

[amazonjs asin=”4003279298″ locale=”JP” title=”語るボルヘス――書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)”]1978年、ボルヘスがブエノスアイレスの大学で行った連続公演の記録。
ボルヘスは幻想的な短編小説で知られる、アルゼンチンの作家です。この本はボルヘスの講演を記録したもので、5つのテーマについて、ボルヘスの該博な知識が披露されています。ポイントは古今東西の文献が縦横無尽に引用されていることで、たとえば「書物」については、キリストやブッダの時代から論じられています。我々がどう書物と向き合えばよいのか、さまざまな示唆を与えてくれる本です。
(書物が理解できない場合、作家に非があるそうですよ)

[amazonjs asin=”4150313237″ locale=”JP” title=”プラネタリウムの外側 (ハヤカワ文庫JA)”]早瀬耕のSF連作集。
紹介者さんはSFが好きで、いつも色んな作品を持ってきてくれます。この『プラネタリウム』の外側はSF小説ですが、理系の知識がそれほど無くても物語として十分に楽しめるそうです。この物語では、AIが現代よりもさらに発展していて、人間と見分けがつかないほどに会話できるようになっています。そんな世界では恋愛ってどうなるんだろう…と、読む人それぞれが想像を膨らませられる作品です。
(本の装丁も素敵でした☆)

[amazonjs asin=”410204504X” locale=”JP” title=”田園交響楽 (新潮文庫)”]フランスの小説家、ジッドの作品。
ジッドは、1974年に「人間の問題や状況を、真の大胆不敵な愛と鋭い心理洞察力で表現した」として、ノーベル文学賞を受賞しています。この『田園交響楽』は、美しく知性的であった盲目の少女が、開眼手術に成功した後、投身自殺したという物語です。必ずしも眼が見えるようになることが幸福ではなかったというこの物語からは、人間にとって何が幸福なのかという事を深く考えさせられます。
(本が薄くて読みやすいのもオススメだそうです^^)