2月は逃げるといいますが、あっという間に2月も終わり。
ただでさえ日数が少ないのに、「建国記念の日」「天皇誕生日」と2日も祝日がある・・・冬と春のはざまか、温暖なサヌキノ国でも雪が積もったかと思えば、夏を思わせる高気温・・・そんな祝日にはさまれた日曜日、下記の内容でオンライン読書会を開催しました。💻
日時:2021年2月21日(日)10:30ー12:00
場所:ZOOM
参加者:2名 男 1 女 1
課題:CSルイス「ナルニア国ものがたり🦁🍎魔術師のおい」
先日、2/14日、YOASOBIのオンラインLIVEを視聴しました。年甲斐もなく、スゥイングして手拍子している自分・・・リアルもいいけれど、オンラインもまた楽しいものです。
さて、オンラインというかライオン・・・今回取り上げたのは世界三大ファンタジーのひとつ、「ナルニア国ものがたり」の創世記にあたる「魔術師のおい」です。
出版された順序では全7作のうちの6作目、ナルニア国がほろぶ7作目「さいごの戦い」にいく前にはじまりが描かれたというわけです。時系列順に読むなら「魔術師のおい」が1番最初にきて、次が映画化もされた「ライオンと魔女」となります。
なんとなく「スター・ウォーズ」みたいな感じでしょうか? 公開順か、時系列か。映画といえば、公開が予定されていた「エヴァンゲリオン」もキリスト教のメタファーと、ナルニア国と通じるところもあり、絡めての選書でしたが・・・次の波を待つべし。
さて物語は、魔術師を称する伯父さんが持ち出した指輪の力で異世界に飛んだ甥っ子と近所の女の子。数多の泉を前にし、泉の先はそれぞれ別の世界らしい・・・手近なところにダイブすると、滅んだ世界で「女王=魔女」を復活させてしまい・・・ロンドンでワンダークィーンが大暴れ! からのなんとか異世界に戻そうと試みた結果、無の世界にたどり着き、どこからか歌が聞こえてきて「ナルニア国」のあけぼの。
人格がイっちゃってる伯父さんにとって、甥っ子だろうと人体実験の駒。というか、モルモットってそんな昔から実験動物だったのかという驚きとともに、きっと「ものいうけもの」のなかにモルモットはいないんだろうなぁ。
現実世界にやってきた女王様は、のちに「白い魔女」としてナルニア国を恐怖で支配するわけだけど、その美貌は伯父さんはおろか、少年(のちの教授)を魅了し、ボーイミーツガールで結婚するものと思ったが教授が生涯独身っぽいのは、その魅力にとらわれたせい・・・?
ラストで白い魔女の脅威は、とりあえず何百年かは猶予されるも、「ライオンと魔女」では100年の冬に閉ざされて人間である「アダムのむすこ」「イヴのむすめ」はナルニアにはいない・・・亡命したのか、はたまた根絶やしにされたのか。。。
モノローグ的に語られる「衣装箪笥」が生まれたくだりは、どこかシンクロ二シティ的。あの木が風がないのに揺れている時、ナルニアでは何が起こっているのでしょう。
異世界に飛ぶと、元の世界の記憶が一時的に消えて、ふっと思い出す。自分を自分を見失わない力。女王様は何百年も覚えていた。執念。
「ライオンと魔女」の映画で「アスラン」「衣装箪笥」「魔女」は強く記憶に残るが、大筋のストーリーはあんまり覚えてないなぁとなるも、「魔術のおい」を読み、よみがえるメモリー。これぞ読書の醍醐味。そもそも箪笥に入ろうなんてのが子どもの発想。イギリスのアッパー階級のウォークインクローゼットってのもあるけれど。
私がコワーキングスペースで利用している場所のオープンの関係で、10時30分から12時までの90分の予定でしたが、雑談からはじまり、あっという間にすぎてややタイムオーバー気味で無事終了。2人だけでも楽しいですが、せめて3人いれば文殊の知恵でもっと楽しかったかなぁ。オンラインだからこその楽しみなんかもあるので、これを読んでくれている人も、ぜひ参加して欲しいなぁ。
なにはともあれ、参加いただき、ありがとうございました!
動物たちは歌うものもいる。我々の使う言語の原点は歌に・・・? というか、喋りだす動物たち。
★次回は 3/21(日) 10:30-
瀬川晶司♟「泣き虫しょったんの奇跡」をとりあげます。
幼少期に出会った将棋という81枡の宇宙に魅せられ、プロ棋士養成機関「奨励会」に在籍するも、26歳の年齢制限を突破できなかった青年、瀬川晶司。20代半ばで大学に入りなおし、就職して社会人に。
プロになりたい。
その夢は奨励会を去っても消えず、アマ棋界で出会った仲間たちの応援もあり、再びプロを目指す。
いま、なにかの夢に向かって走り続ける人、あるいは過去に夢をあきらめた人、すべての人に突き刺さる、感動のノンフィクション。春、きっとよい道は拓かれます。
ナルニア国ものがたり > アスラン > 3月のライオン > 将棋 >3段リーグ > 泣き虫しょったんの奇跡
参加申込はこちら⇒参加申込はこちら
レポート作成:はじめ