世界の名作を読む読書会~Season6 #4

開催日時:令和2年1月4日(土)17:30~19:00
開催場所:くつわ堂総本店
課題本:村上春樹『ノルウェーの森(上・下)』

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Season6は、みなさまが参加しやすいように
進行についてマイナーチェンジを加えました。
たくさんの方にお越し頂けると嬉しいです!

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2020年の第1弾は「ノルウェーの森」でした。

大ヒットした村上作品だから
申し込みが殺到したらどうしようーと楽しみにしてましたが、
結局いつものメンバーで語り合いました。
(みなさん、もっと来てくださっていいんですよ(笑))

冒頭でビートルズの「ノルウェーの森」が出てきたので、
私はすかさずサブスクで検索して、
流れるまま1960年後半のビートルズサウンドをBGMに
読み進めましたが、とてもいい感じでした(^^♪

さてさて、みなさまの感想は次の通りでした。

語り合ってみて、女性には評価されない作品だと思った。
ワタナベトオル、永沢、キズキは自分勝手で共感されないだろう。

音楽を足すところが「青春でんでけでけでけ」と似てると感じた。

発売当初に読んだのと最近読んだのでは印象が違っていた。
まるで日記を読んでる感じがしたし、ステキだと思うキャラがいなかった。
筆者はどうしてこんなに殺してしまうのか?
一体何を言わんとしているのか?
という想いがしてスッキリ感がなかった。

直子の自殺はワタナベの対応に問題があるとずっと思っていたので、
語り合ってみて、「そうですらない存在」との意見に考えさせられた。
それなら主人公はそんなにクヨクヨすることないのに、
何だったんだという気持ちになった。

直子と緑が対極だという意見があるが、直子が良いという人はいるのか?
緑は実在するならとてもモテると思う。

1969年当時に同性愛についてここまで書いたのは凄いと思った。

1987年から振り返る書き出しがうまいと思った。
カズオイシグロと似ているように感じた。
世界で受け入れられるのはやはり村上春樹しかいないのではないか。

表層的に読みがちだが、改めて読むと気づきが多くて、深い作品だと思った。

話は尽きず、読書会から懇親会へと傾れこむのでしたー

お正月なんで 特別に回らない寿司店へ💕 いうまでもなく美味い(^^)

ご参加のみなさま、ありがとうございました(^^)

post by いのうえ

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次回の開催予定
3月20日(土)時間未定(お昼またぎになるかな?)
会場:高松駅前のカフェ(申込者にのみお知らせします)
課題本:サイラス・マーナー(ジョージ・エリオット著)
参加申込はこちら⇒「参加申し込みについて」

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