世界の名作を読む読書会~Season3は、年に4回程度のペースで開催しています。

第4回は日本文学の夏目漱石『明暗』で、次の通り開催しました。

開催日時:H29年4月29日(土)10:00~11:30
開催場所:くつわ堂総本店(高松市片原町)
参加人数:5名

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今回は漱石の遺作であり、かつ未完の大作である『明暗』を読みました。本作品は、ひと言でいえば、「交際していた女性に逃げられ、失意のうちに別の女性と結婚した主人公が、振られた理由を確かめにその彼女(既婚)が滞在する温泉宿を訪ねる物語」ということになるのでしょうが、読書会では主人公の津田だけでなく、吉川夫人、お延、清子、お秀、小林などの人物像が話題になりました。また、津田と清子の再会後のストーリー展開について、水村美苗『続 明暗』も材料にしながら、議論しました。本作品は未完であるだけにかえって想像力が働く余地があり、楽しく読むことができたのではないかと思います。参加者の皆様、どうもありがとうございました。

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次回の開催予定は、6月24日(土)19:30~でツルゲーネフ『父と子』の予定です。
※都合により変更となる場合があります。

詳細や参加申込につきましては、後日投稿する「開催日のお知らせ」をご覧ください
ヽ(^。^)ノ

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初めてのご参加、お一人でのご参加の方もすぐに打ち解けて頂ける雰囲気で開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。