日時:2023年4月29(土)20:30-22:00

場所:ZOOM

参加者:4名    男 2 女 2

お題:吉田修一「横道世之介」

 

新年度がはじまり、1ケ月。そろそろ新しい環境にも慣れてきたところでしょうか。

新生活、という連想から、1980年代。長崎から進学のため上京した青年・横道世之介くんの1年間を描く本作を課題図書としました。

オリエンテーションの出会い・サンバサークル・ホテルのルームサービスのアルバイト・帰省・年上の女性への憧れ・超お嬢様との恋・新しい趣味・・・

 

4月からはじまり、ひと月づづ進んでいく全12章構成。高良健吾主演で2013年に映画化もされています。

 

今回は参加者全員が映画も視聴済みということで、俳優陣などその辺の話題も盛り上がりました。2023年4月現在、動画視聴サービスではUーNEXTで視聴できます。

 

個人的には長崎から上京、というフレーズだけなら福山雅治が浮かんだりしますが高良健吾も熊本出身で大きなくくりでは九州男児。ヒロインは吉高由里子。もうちょっとふくよかなイメージ、あるいはピッタリとこの辺は視聴者の好みに分かれるか。

 

5月の章で、いきなり未来の人物の物語が差し込まれ、以後の章でも時折未来の話ーー共通しているのは、かつての友人・知人たちが世之介のことを「あいついまごろどうしてんだろうなぁ」と思い出すシチュエーション。そして真ん中あたりで「おっ」となるような展開。ラストシーンは号泣必死。

 

参加者の人たちと、それこそ世之介くんについての思い出話をしているような時間でした。

二十代半ばとなった続編と、この5月には三部作完結、39歳となった世之介が描かれる単行本が上下巻で出版されます。横道世之介さん(40)もびっくり。

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

 

 

 



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