日時:2023年3月25(土)20:30-22:00

場所:ZOOM

参加者:3名    男 2 女 1

お題:那須正幹「噂のズッコケ株式会社」

 

年度末の3月はおおくの会社で決算月。

ここいらで経済小説をーーということで「うわさのズッコケ株式会社」を取り上げました。

ズッコケ3人組シリーズ全50タイトルのなかで、すべてを読破した人(もはや少年じゃないだろう)による人気投票で選ばれたナンバーワン作品。

釣客相手に、飲食物を売るという商機を見出した3人組。アイディアはあっても金はないーーならば、1株100円で株券を発行、株主を募って資金調達。郵便貯金を下ろして集いし投資家(小学生)たちを相手にプレゼン、いざ弁当ビジネス。弁茶(ベンチャー)企業。ついでに黄色い茶(ビール)も売るよ。昭和はお使いとかで小学生がアルコールや煙草買おうがお咎めなし。

順風満帆に思われたビジネスの挫折、文字通り会社がズッコケ=倒産の危機から起死回生の事業転換。現代からみれば、ちょっと古臭いところはいなめないが、売りたいものを安く買って、欲しがる客に高く売るという大事なところをワクワクしながら学べる1冊。

ズッコケシリーズは、40歳からはじまり50歳で終わる「中年3人組」シリーズも10作出ていて、回想でこの「株式会社」でのエピソードも出てくるのでぜひ。

それにしても、荒井陽子さんは小学生にしては変に色っぽいなぁ。。。様々な小学生キャラクターを描き分ける挿絵も楽しい。



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レポート作成:はじめ