1. あっという間に5月の大型連休も終わり、6月は祝日はないものの「父の日」がある・・・連休が終わったとたん、「シン・ウルトラマン」「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」「トップガン」「犬王」と面白そうな映画がバンバンはじまりましたね。そんな5月の終わり、下記の内容でリモート読書会を開催しました💻

 

日時:2022年5月21日(土)20:30-22:00

場所:ZOOM

参加者:5名    男 2 女 3

お題:重松清👬「とんび」🦅

 

映画化に便乗しての開催でした。映画観たという人もいれば、まだという人、過去のNHKやTBS版を観たなど、様々。ただ、みんな重松清の原作は読んでの参加です!

不幸な事故で父子2人で暮らすこととなったヤッさんとアキラ。いまでは見なくなった「地域で子どもを見守り、育てる」という事の美しさ。

 

子どもを捨てた(別れた)人、欲しくても子どもを授かれなかった人、多くの人がこの親子に関わる姿…直木賞作家の腕を存分に味わう一冊でした。

 

アキラの過ち、野球部伝統のシゴキ・ケツバット。

現代なら動画あげられて速攻退部間違いなし。

私の世代はまだまだあったなぁ。こういったのはDVなんかと同じで継承されてゆきやすいみたい。

アキラはヤッさんの愛の鉄拳で持ち直した感じですが、その熱いハートはアキラの次の世代にも紡がれてゆく…?

 

映画版で丸刈り中学生からアキラを熱演した北村匠海も天晴れでした。阿部寛は出てきても、北村匠海の名前がすぐ出てこないで「アレ、アレですよアレ、羊と鋼の森!」「それはたぶん山崎賢人…」「羊と鋼の森は、でっくんじゃ…?」とググって、私の中で色んな最近の若手俳優の顔と名前が一致していない衝撃…令和4年ではなく、平成34年を生きる私…。

 

参加いただいた皆様、ありがとうございました!

昭和から変わらない味。

父の日に。この包装紙をデザインしたのは、丸亀市出身の猪熊弦一郎先生(ドヤァァ!)三越しか勝たん精神風土の父ですね。

【 おすすめ本 BOOK   2nd 買ってってね 】

 

◯ 重松清好きの参加者さん一押しの作品。何か問題のある学級にふらりと現れる、非常勤の先生。吃音ながら、魂に突き刺さる言葉で生徒たちを導く。こちらも、阿部寛が先生役で主演しています。ホールソレイユに観賞に行き、同僚の女教師役の伊藤歩の美しさにビビった。

◯ やや街場の「とんび」。シングルファーザーと娘の日々。

〇 私がはじめて重松清を手に取った作品。思春期、心にナイフを忍ばせて。

★次回は 6/25(土) 20:30-

団鬼六 💴「真剣師 小池重明」☗☖をとりあげます。

 

六月ということで、作家名に六が入っている団鬼六作品を取り上げます。氏の断筆宣言からの復帰第1作にして、実在した真剣師(賭け将棋を生業にする裏プロ)小池重明を描く伝記小説、あるいはルポタージュ。

借りた金は返さない。恩を仇で返す―-様々な「六でなし」伝説を残す小池重明であるが、その将棋は、玄人(プロ)よりも黒(つよ)かった。

優等生ではなく、アウトローの生き様を追体験できる1冊です。団鬼六はポルノだけではない!(あえてオススメにはリンクしませんでしたが、重松清が書いた官能小説というのも存在します。別名義の覆面作家で連載して、書籍化のときに重松清だったと明かしたという…)

 とんび → 昭和の岡山 → 岡山が生んだ大山名人 → 将棋 → 真剣師小池重明

 



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レポート作成:はじめ