世界の名作を読む読書会~Season7 #6

開催日時:令和3年7月23日(金)20:10~21:30
開催場所:Zoom
課題本:バーネット (土屋京子訳)『小公子』

投稿が遅くなってしまいましたが、
「小公子」読書会も楽しく開催いたしました(^^♪

初参加の方もお迎えできてとても嬉しかったです!

「小公子」と「小公女」って
今となっては、ちょっと紛らわしいですよねー

解説を読む範囲では、
まず「小公子」でセンセーショナルを起こし
その後、数作品を経て世に出た「小公女」も
手堅く当たったという流れなんですね。
「小公子」ってネーミングもヒットの要因とか、、、
当時もヒット作品を生み出す秘訣が色々あるのですねー
当たり前といえば当たり前ですが(;’∀’)

さてさて、今回は祝日の夜ということで
なぜか気ぜわしい感じでしたが
みなさま楽しんでいただけましたでしょうか?

純真で思いやりのある少年の言動が
偏見に満ちて尊大な祖父の心を変え
最後は少年の母親とも和解に至るストーリー

読みながら何度も涙したという方も
いらっしゃいましたね。
きっと心が美しいから響いたのでしょう。

人物や育った環境の絶妙な設定が
ドハマりしている名作だと思います。

もし母親が心優しい人でなかったら
もしセドリックが美しい少年でなかったら
もしおじいさまが堅物でなかったら
などなど、少しでも設定が違っていたら
おなじ感動は得られないのではなかったと思います。

読書会ではもっといろんなお話が交わされ、
アメリカとイギリスの対比などのお話にも及びました。

本作品は児童文学とされがちですが、
立派な大人の読み物でございました。

ご参加いただいたみなさま
ありがとうございました!

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posted by いのうえ

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次回の開催予定
9月28日(火)19時30分~
会場:Zoom
課題本:白夜/ドストエフスキー(著)

参加申込はこちら⇒「参加申し込みについて」

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