ぶっ続けの雨、各地での災害に陰鬱な気分になりながら、ついに香川県でもコロナが再び……四国新聞のライン登録してるんですが、夜中に速報でくるとビックリしますよね。
そんな激動の7月、下記の内容でオンライン読書会を開催しました。
日時:2020年7月19日(日)10:00ー12:00
場所:ZOOM
参加者:3名(男2・女1)
課題:近藤史恵「サクリファイス」
サクリファイス
前回の「池袋ウエストゲートパーク」に参加いただいた県外の方2名がリピートしてくださいました。ありがたや。
課題としたのは、「海の日」「スポーツの日」を絡めて海外スポーツ…ということで、自転車競技にサスペンス要素を織り交ぜた、近藤史恵さんの「サクリファイス」。
コロナ禍で延期にならなければ、7/19日がツールドフランスの最終日でした。タイムリーに見えて、時期がズレる…モッとるようでモッてない課題図書が続く喃。
競技用自転車のロードバイクですが、週末のホビーライダーの他に、コロナ禍での通勤手段としても見直され、ニューヨーカーの中でもトレンドとか。
各メーカーのスポーツバイクのはとんどは台湾で製造されていることもあり、いち早くコロナを封じ込めた台湾のお陰か、来年度モデルも続々と発表されています。
さて。なんと男性はジャイアントのロードバイク、女性もトレックのクロスバイクと、参加者全員がスポーツバイク持ってるというシンクロニシティ。
容易にスピード出ることを知ってるからこそ、その疾走描写のリアリティを全員が賞賛するとともに、近藤史恵さんがスポーツ自転車乗ったことなくこの作品を書き上げたことに対する驚き。
業界関係者からもこの作品の評価は高く、シリーズの巻末解説読んでるだけでも面白いです。書評を書かせろ、枠をあけろとねじこんでくるとか、集団の中でのポジション争いみたいだなぁ…。
読書会を通じて、
◉タイトルでもある「サクリファイス」の通りとなるラスト。それ以外の未来はなかったのか。
◉シリーズ通して「〇〇〇〇グ」がらみ。競技の性質上、それぐらいしか仕込めないのはわなるがワンパターン気味?
◉勝利にガツガツするわけではなく、アシストが性にあっていると自認しているチカは「日本人的気質」
◉チカにとっての目標、アシスト職人のベテラン・赤城さんかっこいい。
◉エース石尾さんのストイックさ、時にチームメイトを〇〇してしまうまでというのは怖い。そしてストイックすぎるが故のあのラスト?
◉チカの元カノはちょっと…「私のために勝って!」知らんがな ∩^ω^∩
◉最近は続編出てないけど、チカの物語ではなく「キアズマ」で描かれたキャラへとシフトし、チーム監督となった赤城さんとか「サクリファイス」関係のキャラが絡んでいくのかも…?
などなど、時速380kmで2時間、九州北部から東海地方まで疾走!
未読の方も、これを読めば8月からはじまるワールドレースを観戦したくなるかも…?
オンライン読書会はこれにて一区切り…といったところですが、対面型読書会でも高松まで距離のある西讃や県外の人とzoomで繋いで…というのもアリかもしれませんね。さすがに面識ない人はアレなんで、私とリアルかネットで会ったことある人で興味あればまたお問い合わせください。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
ママチャリ魔改造ロード化でレースに挑む。
過去に課題に。ロードレーサーに乗って通学。
茄子と青の炎に影響を受け、学生時代にTREK1200買った。
弱虫ペダル読んだよかよwwwと煽られると、短髪とグラサンで金城主将に寄せてんすよwwwと返す。
讃岐産「タイレル」の由来は、映画「ブレードランナー」のレプリカントメーカー。
戦前の幻の本州縦断自転車レース
大学進学、新生活準備金をつぎ込みロードバイクの世界へ…
ケガでプロの道を断たれた青年が会社の上司とサイクリングライフ。つーか釣り馬鹿日誌ならぬチャリ馬鹿日誌。
★次回は 8/30(日) 14:00- 久々の対面開催! 夏は冒険! ということで、コナン・ドイルの「失われた世界」を課題とします。
科学万能主義はびこる20世紀初頭の英国。トンデモと揶揄されることもある教授が唱えた、南米奥地に存在するという、絶滅動物たちの楽園。
スポンサーとなった冒険家貴族や、新聞記者、懐疑派のライバル教授といったメンバーによる探検隊結成。果たして密林の奥に待つものとは…?
後世の創作物に大きな影響を与えた、冒険小説の金字塔を楽しみましょう。
はじめーーアルファは俺だ。
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レポート作成:はじめ