西暦2020年にして令和2年、2月2日ーー2並びのこの日、課題読書会2nd Memory……ではなく、小説限定の持ち寄り型読書会 1st Line を開催しました。
日時・2/2(日)10:00-12:00
場所・本屋ルヌガンガ
参加・男5 女2
ゲーム・「みんなで本をもちよって」
見つけ出せ、ベストな一行を。
という勝手につけたキャッチコピー。
かつての1st Lineのコンセプトが、持ってきた小説のなかでの自分の中でのお気に入りの一行を絡めて紹介する…でしたが、うまく機能しなかったり色々あり、4回開催した後、私の担当回は2nd Memoryに一本化。
そんななか、昨年11月に日本語版が発売になったボードゲーム「みんなで本をもちよって」のルールは、カードを引き、そこに記されたお題に相応しいフレーズを、もちよった本の中からサーチしてくるという、いわば大喜利ゲーム。大喜利…笑点…書店で笑点…そう、笑典！
全国の読書会関連でも密かにブームの兆しもあり、この流れに乗っからないと！ と昨年末に購入し、今回の開催となりました。888888（パチパチパチパチ）
開催一週間前でも私入れて2名しかおらず、いちおうマックス8人、2人でもできるゲームなのですが寂しいということで、ツイッターでSOSを発信したところ、多くの読書会、本読みさん、そしてボードゲーマーの方々が拡散してくださり、あっという間に本来の定員6名を超えての7名ストップ高！ ウヒョー！ なんと7名中、4人の方が読書会フレンドパーク初参加。ここまで新規が多いのは久々ですね。
最初に自己紹介と、軽く持ってきた本の紹介。紹介型読書会ほど細かくプレゼンはしない。
その後、ルール説明、ルールでの疑問点などを確認。誰かが3点取ったら、左隣へ本がスライドされてゆく。最初は内容を知り尽くした自分の本から答えをサーチしてくるも、初読の本となるとこれがなかなか難しい。と同時に文体や台詞なんかで、読んだことない物語の世界にちょっとだけ触れられる。
誰かが3点取るごとに本はスライドされ、7人だとゲームは4点先取で終了、目安時間は20分とありましたが、ゲームセットしたのは90分。3点リーチが複数いたりと、なかなか白熱した戦いでした。
っても、私も含めてみんながこのゲームはじめてプレイするので、最初は勝手がよくわからない部分もありましたが、お題を４つくらいこなすとみんなエンジンかかってきた感じ。ドッカン読感と爆笑の嵐。
面白いと思ったのは、パッと目についたフレーズを選ぶ感覚タイプとページをめくって探す長考タイプにプレーヤーのスタイルが分かれること。最初に見つけた人が現れると、一分間でサーチしなければならないのでテンパるときもあれば、流れる砂を見ながら「まだ慌てる時間じゃない」とギリギリまで冷静さを保てる場面も。続いて「みーっけ」がこだまするのは、麻雀のおっかけリーチさながら。
ゲームセットののち、時間が少し余ったので、自分の本が手元に戻るまで大喜利を続け、最後に自分の本で一回お題をこなして終了！ 濃密な２時間でした。
出てきたお題と答えをTTRPGのログのように記録しようとも思いましたが、これは参加者がライブ感で楽しむものだし、お題をオープンにするのはこれから楽しむ人に対して悪いのでやめておきます。
どんな本にも得点に繋がるパワーワードは眠っており、サーチしやすいように文字が大きくて薄い本だったり、弾数の多い厚くて２段組の本とか、選書の段階で既に戦略ははじまっている。対象年齢は12歳からなので、意外と学校なんかでやってみても本を読むきっかけになったりするのではないかと思います。既製品のカードの他に、オリジナルなお題カードなんかもアリでしょう。ぶっちゃけルールさえ把握しておけば、お題は口頭で伝え、得点はおはじきというか小銭とかで代用できるし、本さえあれば突発的にでも開催できてしまう可能性を秘めている…！
●もちよってもらった本
●個人的に買ったもの
やってみてすごく盛り上がったので、また今度開催してみたいと思います。単品でやってもいいし、ビブリオバトルの打ち上げの時にやったりとか、パーティゲームとしても優れています。
参戦してくれたサーチャーの皆さん、どうもありがとうございました！
レポート作成 はじめ
秘められしパワーワードの数々
八栗さんの大根祭りへ…って終わってんだけど、読書会繁盛のお礼参り。初詣では凶でしたが、序列 2位 の吉へ！ 麓のお蕎麦屋さんで大根おでん食う。うめぇ。
ルヌガンガさんで、プレゼント用の絵本探してるのを伝えてオススメされたのを買う。訳者がはじめさん。羆嵐、みんなでほんをもちよって、はなをくんくん…ぜんぶクマ