令和元年もあとわずかとなりましたがいかがお過ごしでしょうか?
先日、読書会フレンドパーク2019年最後の読書会、『蜜蜂と遠雷』深掘りトーク‼︎ を開催しました。

日時:12月21日(土) 14:00〜16:00
開催場所:アイパル香川 小会議室
参加 女性5名 男性2名

直木賞、本屋大賞をダブル受賞したベストセラー小説、恩田陸著『蜜蜂と遠雷』の課題書型読書会を開催したいと思ったのは、読書会で参加者の皆さんから『蜜蜂と遠雷』を絶賛する言葉を時々聞いたからです。ところが、意外にも取り上げていないことを知り、今年は映画化もされたこともあったので、この機会に語り合いたいと思って今回実現に至りました。

『蜜蜂と遠雷』深掘りトーク‼︎では、テーマ別に分けて語っていただきました。

①自己紹介と簡単な感想
②印象に残った場面
③私が好きな登場人物
④是非ともこれを語りたい‼︎
⑤読書会の感想

①では、「恩田陸のファンだから読んだ」や「音楽小説が好き」、「文章から音楽が流れていた」といった感想がありました。
②では、「最初の文章を読んで物語へ引き込まれていった」、「明石が亜夜に語り掛ける場面が良かった」、「インターミッションがいい」、「明石の演奏する場面は宮沢賢治を思わせる文章があった」といった意見がありました。
③では、塵、亜夜、明石に人気がありましたが、マサルはいまひとつ人気なく「マサルは優等生すぎる」との意見がありました。一方、脇役の奏が素晴らしいと意見があり「亜夜は奏ちゃんと出会ったことで変わることができた」との意見がありました。
④では、恩田陸と映画についての話題で盛り上がりました。例えば、「恩田陸の作品はジャンルが分かれている」、「映画は原作でカットされている所があるがきれいにまとめていた」といった意見がありました。
⑤では、「読む人の感じ方に違いがあって面白かった」、「登場人物への思い入れが参加者の感じ方と繋がって興味深かった」、「もう一度読みたいし朗読もやってみたい」との感想がありました。

読書会を終え、参加者の皆さんの作品愛や作家愛が熱く感じ、開催して本当に良かったなと思いました。欲を言えば、『蜜蜂と遠雷』をきっかけに、敷居が高いと思われがちなクラシック音楽が聴かれることを願っております。
個人的なことですが、私は初めて読書会を企画し司会役を務めさせてもらいました。開催が決定してから楽しみな反面、うまくできるか不安がありました。でも、企画に快く承諾され、読書会についての色々な助言をくださったスタッフの方に感謝します。また、読書会に参加していただいた皆様にも感謝します。

それでは、来年の読書会フレンドパークでお会いできることを楽しみにしています。

メリークリスマス🎄&良いお年をお迎えください‼︎

 

post  by K.Tada