世界の名作を読む読書会~Season5 #7

開催日時:令和元年5月3日(金・祝)10:00~11:30
開催場所:くつわ堂総本店(高松市)
課題本:ディケンズ(佐々木徹訳)『大いなる遺産 上 下』(河出文庫、2011年)

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GWの真っ只中に開催した 元号が変わって初めての読書会は、過去最高の7名で行いました(^^♪

世界の名作を読む読書会の課題本としては、オリバー・ツイスト、二都物語に次いで3作品目ということもありますし、「クリスマスキャロル、デイヴィッド・コパフィールドは読んだことはあるが、大いなる遺産は初めて読んだ」という方もいらっしゃったりして、初読の方がほとんどでした。

ディケンズ作品ならではのユーモアを感じさせる脇役がいたものの、全体的には中々感情移入できる登場人物がおらず、読み進めるのに苦戦したとの声もありました。
映像作品も数多くあるのですが、アメリカ映画の特性なのか、ピップがパイを持ってくるくだりをはじめとして、描かれ方に違いがあるので、原作を理解するのには十分ではないかもしれませんね。
ディケンズ作品では「荒涼館」が完成度が高くてオススメとのお話もありました。

本作品は、オリバー・ツイストのように、上巻は辛い話が多くて読みづらいが、下巻にアッと驚く展開が巻き起こり引き込まれるパターンの小説でした。もともとは週刊誌「一年中」の連載小説だったそうで、読者が飽きないようにあの手この手で惹きつけて書き進めたのだと考えると、全体の起伏も理解できる気がします。
「前半をよくぞあれだけ引っ張ったな」とのご意見があり、吹き出しそうになりました(笑)

読書会後には、オフ会的にうどん店へお誘いしたところ、全員来てくださって楽しかったです(^^♪

ご参加の皆様、どうもありがとうございました。

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会場で利用させていただいているくつわ堂総本店さんが、新元号を記念して作って 瓦せんべい 令和バージョンを みんなに1枚ずつサービスしてくれました🎶ありがとうございましたヽ(^。^)ノ

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次回の開催予定(Season5の最終回となります)
6月8日(土) 19時30分~21時(予定)
JR高松駅周辺のカフェ(参加申込者にお知らせします)
課題本:バーバラ・レオニ・ピカード(高杉一郎訳)『ホメ-ロスのイーリアス物語』(岩波少年文庫、2013年)
☆今回の課題本は指定(限定)ですのでご注意ください。

参加申込はコチラ⇒https://wp.me/P5xaKB-b

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