世界の名作を読む読書会~Season5 #4

開催日時:H31年1月14日(月・祝)10:00~12:00
開催場所:くつわ堂総本店(高松市片原町)
課題本:レベッカ (上・下) (新潮文庫)
| ダフネ・デュ・モーリア 著、茅野 美ど里 訳
レベッカ (上) (新潮文庫)レベッカ (下) (新潮文庫)

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参加者のみなさまから、年末年始のリアル充実した様子をお聞きしてスタートした「レベッカ読書会」です(^^♪
展覧会・演芸・映画など耳寄りな情報も織り込みながら楽しくお話し頂きました!

さて、本作品はヒッチコックが監督した映画もあるのですが、
「映画を観ずに先に原書を読んだおかげで、おおいに想像が膨らみで楽しかった」
「先に映画を見る事で、原書にすんなりと入れた」
という声がありました。どちらが良いかは性格も影響しそうですね。
いずれにしても、原書を併せて読むことで、映画にヒッチコックの解釈が盛り込まれているのがわかったりして、より楽しめると思います。

また、ファシリテーション担当者から提議された「ジェーン・エアのオマージュ作品ではないか?」という意見に対して共感する方が多かったです。
「ジェーン・エアと嵐が丘を合わせたようだ」「イギリスの女流作家の流れを考え合わせると納得がいく」などたくさんの意見交換がありとても盛り上がりました。

「主人公の”わたし”がマンダレーの生活で様々なマジックにかかった様子も心地よく、作品を通して”読者”がモーリアのマジックにかかった感覚も心地よい」との感想がありました。

「結局のところ、わたしとレベッカとダンヴァーズ夫人の三角関係の話であって、マキシムやフランクやファヴェルなんかは関係ないんだ!」と、ずばっと言い放たれた時に、どっと笑いが起こりました(^O^)

あと、映画のDVDや大久保康雄訳の書籍や日本公開されたときのパンフレットなど、貴重な資料をお持ちいただきまして話題がとても膨らみました。

ご参加の皆様、どうもありがとうございました。

読書会後に参加者のみなさまとうどんの名店「川福」さんへ行きました! 主宰者いのうえはぶっかけうどんをチョイス💕  他店と比べて見た目もお味も上品で、大好きなお店です(^^♪

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次回の開催予定
2月9日(土) 19時30分~21時00分(予定)
高松駅前のカフェ(参加申込時に詳細をお知らせします)

課題本:多和田葉子『雪の練習生』(新潮文庫、2013年)

雪の練習生 (新潮文庫)

参加申込はコチラ⇒https://wp.me/P5xaKB-b

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