☆☆読書会フレンドパーク【香川県高松市】☆☆

日 時:2017年6月11日(日) 10時00分~12時00分
会 場:くつわ堂総本店
参加者:6名
(写真撮影ができなかったので、イメージ画像となります)
******************
ぷらたなす=「好奇心」の読書会へようこそ!!

本日のぷらたなすの一言テーマは「雨」。。
読書好きとしては、雨の日はむしろうってつけ!?

今日はめずらしくオール男子の読書会でした(いつもは女子も多いですよ!)
ということで、なんだか大学のゼミっぽい感じに。。
外国の書籍も多く、ちょっとかしこくなった一日でした(笑)

ではでは、次回のぷらたなすもよろしくどうぞ!!
〈written by 白井康太〉
******************
今月のぷらたなbookS

[amazonjs asin=”4044011036″ locale=”JP” title=”曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島―現代語訳付き (角川ソフィア文庫)”]近松門左衛門の世話浄瑠璃、傑作三篇を所収。
教科書にも登場する近松門左衛門。古典ということでハードルが高いのかな?と思いがちですが、意外にも非常に読みやすいそうです。世話物=男女の恋愛事件ということで、いつの時代も人間は変わらないものだと思ったとか。文楽もおススメ。
(歴史好きとしては、国姓爺合戦にもトライしてみたい)

[amazonjs asin=”4101122024″ locale=”JP” title=”強力伝・孤島 (新潮文庫)”]新田次郎のデビュー作「強力伝」など6編所収。
「強力伝」では、百八十キロの「風景指示盤」を白馬岳の山頂まで背負って登るという、過酷な物語が描かれています。紹介者さんは実際に白馬岳に登られたそうで、白馬岳からは日本海が見えるなど、リアルな情報をいろいろ教えてもらいました☆
(山岳部時代、30キロでもきつかったのに…)

[amazonjs asin=”4907053169″ locale=”JP” title=”あたしたちの未来はきっと (ウィッチンケア文庫)”]映画・音楽コラムの名手が描く、青春群像小説。
まずはビジュアルに注目、ということで、この本はアメリカの本のようにカバーのないペーパーバック形式になっています。一人でやっている出版社さんが出した本とのことで、さすがに個性的。出版社についてもいろいろ教えてもらいました。
(一人でも出版できるのが、おどろきです。。)

『川端康成 文豪が愛した美の世界』川端康成が収集した美術品の展覧会、その図録。
誰もが知っている文豪・川端康成は、美術コレクターとしての側面がありました。紹介者さんによると、時には人からお金を借りてまで、美術品を蒐集していたとのこと。図録を眺めていると、古今東西問わない美術への造詣の深さがうかがえます。
(飾る場所はどうしてたんだろう…?)

[amazonjs asin=”4101079013″ locale=”JP” title=”蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)”]自然主義文学の先駆をなした、田山花袋の代表作。
日本の近代文学といえば、自然主義とロマン主義が有名です。この「布団」は、主人公が失恋し相手の布団の残り香を嗅ぐ、という内面を赤裸々に告白したことから、自然主義の先駆けとされているそうです。豊かな文章表現も魅力的とのことでした。
(国語便覧にあらすじだけ載っていて!?となった)

[amazonjs asin=”4309463894″ locale=”JP” title=”解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯 (河出文庫)”]ジョン・ハンターの数奇な生涯を描く作品。
ジョン・ハンターは『ジキルとハイド』『ドリトル先生』のモデルとされる人物で、卓越した外科手術の腕を誇る一方、膨大な標本のコレクションなどがあらわすように奇人としても有名でした。医学ワードが多いので、関連の人が読むとより楽しめるとのこと。
(ドリトル先生は月とかに行ってたような!?)

[amazonjs asin=”4480031340″ locale=”JP” title=”コミュニケーション不全症候群 (ちくま文庫)”]90年代に若者の共感を浴びた、書き下し評論。
とかく生きづらい現代、一部の人が病んでいるのではなく、誰もが「コミュニケーション不全症候群」に陥っているのだ、とこの本は指摘しています。95年出版の著作ですが、紹介者さんによると、2010年代の今に通用する部分も非常に多いとのことでした。
(95年=エヴァを連想してしまう)

[amazonjs asin=”4622077809″ locale=”JP” title=”サードプレイス―― コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」”]「サードプレイス」の概念を社会学の知見から論じた書。
①家②職場(学校)以外で個人の生活を支える場、「サードプレイス」。最近はくつろげる喫茶店が減ってしまい…みたいな話がでましたが、現代の日本ではサードプレイスが足りていないようです。この本では、多角的な視野から、現状と展望が述べられています。
(後学のためにぼくもぜひ読んでみます)

[amazonjs asin=”B000J94NBY” locale=”JP” title=”愛と同じくらい孤独 (1976年)”]フランスの小説家、サガンのインタビュー集。
フランスの女性作家ということで、それだけでオシャレ度がかなり高いですが、表紙からして魅力的な一冊です。紹介者さんが話してくれたサガンのインタビューのなかで、「独りでいることと、孤独であることはまったく異なる」という言葉は、印象的でした。
(とすれば、ソロ充は孤独ではない…?)