☆☆読書会フレンドパーク【香川県高松市】☆☆

日 時:2017年5月21日(日) 10時00分~12時00分
会 場:くつわ堂総本店
参加者:11名

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ぷらたなす=「好奇心」の読書会へようこそ!!

本日のぷらたなすの一言テーマは「旅行」。。
一人旅の車窓でお気に入りの文庫本を読みふける、なんていいですね(^^♪

今回のぷらたなすも、新しい参加者の方にお越しいただきました☆
なんと香川で本屋さんを開業されるということで、
本屋業界のあれこれをお聞きしちゃいました(^^;)

ではでは、次回のぷらたなすもよろしくどうぞ!!
〈written by 白井康太〉
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今月のぷらたなbookS

[amazonjs asin=”4334769373″ locale=”JP” title=”ショートショート・マルシェ (光文社文庫)”]気鋭のショートショート作家が送る18の物語。
ショートショートといえば星新一さんが有名ですが、もちろんSF以外にもショートショートにはバリエーションがあります。この本は“食”にまつわるショートショートです。ごはん前などのちょっとした空き時間に、いかがでしょうか?
(星新一さんは個人的にかなり好きです☆)

[amazonjs asin=”B00DOT56RQ” locale=”JP” title=”細雪(中)(新潮文庫)”]文豪・谷崎潤一郎の傑作長編、その中編。
官能的な世界を描いたことで有名な谷崎潤一郎。細雪では、戦前から戦中にかけての、上流階級のある四姉妹が描かれています。中巻では神戸大水害や四女の恋愛事件が起こり、下巻へとつながっていきます。美しい日本語に着目。
(昔読みましたが、もう一度読み返してみたい。。)

[amazonjs asin=”B00H993VEC” locale=”JP” title=”本の逆襲 ideaink 〈アイデアインク〉”]若きブックコーディネーターが、新しい本の可能性を指し示す。
この本は現役の本屋さんに紹介していただきました。本が売れない時代と言われて久しいですが(読書会メンバーは除く)、実際のところはどうなのか?本は電子書籍に淘汰されてしまうのか?さまざまなアイディアが提示されている一冊。
(電子書籍を使っている人を見たことがない?)

[amazonjs asin=”B009SM14DS” locale=”JP” title=”カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)”]道尾秀介著、詐欺師たちの逆転物語。
詐欺師たちの物語ということで、騙し騙されでスリリングに展開していく物語。この『カラスの親指』は映画化されており、紹介者さんによると、配役も豪華でかなり楽しめるそうです。村上ショージさんの演技が心に残ったとのこと。
(ちょい役であのピコ太郎も!?)

[amazonjs asin=”448042055X” locale=”JP” title=”ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)”]フランスルネサンスを代表する作家、ラブレーの大作。
世界史の教科書に出てくる『カルガンチュア物語』と、『パンダグリュエル物語』をあわせたのがこの本。巨人の一族をめぐるユーモア小説です。紹介者さんいわく、アダルトな話も多いため夜の会で紹介した方が…?とのことでした(笑)
(難しいので寝る前に読むのが最適とのことです^^)

[amazonjs asin=”4105217186″ locale=”JP” title=”冬の日誌”][amazonjs asin=”4105217194″ locale=”JP” title=”内面からの報告書”]現代アメリカを代表する作家が、思い出を書き綴った一冊。
現在のアメリカでは、日本と同じように本が残念ながら売れないそうです。ですが、このオースター氏の本だけは以前と同じ売り上げを維持しており、高い人気を誇っていることが分かります。柴田元幸さんの訳もすばらしいとのこと。
(装丁にも目を惹かれました♪)

[amazonjs asin=”4806714321″ locale=”JP” title=”公園・神社の樹木: 樹木の個性と日本の歴史”]公園・寺社のさまざまな樹木と歴史とのかかわりを解説した一冊。
地球上でもっとも長生きの生物は?と訊かれたら、答えは…もちろん植物。人間はすぐにこの世を去りますが、植物は歴史上のさまざまな事件を見届け、今もなお健在です(これからも)。全国各地の樹木の意外なエピソードが満載の本。
(歴史好きにはたまらない一冊ですね^^)

[amazonjs asin=”4344030699″ locale=”JP” title=”救急病院”]石原慎太郎氏が描く、救急病院のドラマ。
何かと話題になる石原慎太郎氏が、救命救急を舞台に書いた小説。自分が入院した時にヒントを得たとのことで、2017年に発売したばかりの本です。舞台は現代なのですが、せりふ回しなどは時代がかってるところもポイント。
(ワイドショーではなく、小説で活躍してほしいです。。)

[amazonjs asin=”4022566736″ locale=”JP” title=”ベラルーシの林檎”]女優・岸恵子氏による、ルポルタージュ。
俳優・タレントさんの書かれた本は、どうしても自身のことが中心となりがちですが、この本は違います。岸氏は長年フランスでも生活されており、国際的な視野にもとづいたルポルタージュとなっており、激動の現代史を体感できます。
(紹介者さんも視野の広さにおどろいたそうです。。)

[amazonjs asin=”430902503X” locale=”JP” title=”一○一教室”]似鳥鶏氏渾身のダークサスペンス。
紹介者さんがイチ押しの似鳥鶏氏ですが、この本は他の作品とはテイストが異なり、暗い内容とのことです。いじめを肯定し学校が生徒を支配する、ゆがんだ世界。あながち現実離れしているとは言えないのでは?という話が印象的でした。
(サイン本!)

[amazonjs asin=”4003107713″ locale=”JP” title=”山椒魚・遙拝隊長 他7編 (岩波文庫 緑 77-1)”]井伏鱒二氏の代表作「山椒魚」などを収めた短編集。
太宰治の師としても有名な、短編中心に日本文学を代表する作家である井伏鱒二氏。成長しすぎて出られなくなってしまう山椒魚の物語は、国語の教科書などでも親しまれています。日本語が明解でとても読みやすいのでおススメ。
(中学くらいで読んだような…?)