☆☆読書会フレンドパーク【香川県高松市】☆☆

日 時:2017年4月22日(土) 17時30分~19時00分
会 場:瓦町フラッグ8F会議室
参加者:10名

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ぷらたなす=「好奇心」の読書会へようこそ!!

本日のぷらたなすの一言テーマは「出会い」。。
何かと環境が変わる4月ですが、良い出会いはありましたか??
本日のぷらたなすは新しい参加者にお越しいただき、
新年度にふさわしい活気ある場になりました☆

会議室ということで、ホワイトボードを使って

ぷらたなすのあとは、新年度ということで懇親会も同時開催しました♪
沖縄料理のお店で、気分だけ旅行気分(笑)

今年度も、ぷらたなすがあなたの読書生活を彩ります(^^)/
ではでは、次回のぷらたなすもよろしくどうぞ!!
〈written by 白井康太〉
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今月のぷらたなbookS

[amazonjs asin=”4391627655″ locale=”JP” title=”ガーデンカラー庭の花色あわせ便利帳 (主婦と生活生活シリーズ)”]花の“色”に着目して、ガーデニング植物の生育を教えてくれる本。
紹介者さんがこの本を開くと、参加者みなさんの視線が釘付けになりました。それもそのはず、紹介者さんもお仕事で人に説明するとき、この本を使うとの事で、ビジュアル的にとてもキャッチーな一冊です。ガーデニングの本というと専門的で…という人も多いですが、この本は非常にわかりやすいです。青は挿し色で使うと上級者…みたいなことも教えてもらいました(^^)/
(念願のガーデニングに、この本で…!)

[amazonjs asin=”4101202710″ locale=”JP” title=”爪と目 (新潮文庫)”]藤野可織著、第149回芥川賞受賞作。
この本の主人公は「わたし」。…というのはベーシックですが、芥川賞受賞作だけあって、この作品は特異な構図となっています。「わたし」は小さい少女で、わたしからみた父と、その継母の関係性、しかもわたしの実の母は不審な死を遂げていていて…という一味違ったテイストの作品。女性作家ならではの日常への鋭い視点に、紹介者さんは唸らされたとのことです(‘ω’)
(「爪」と「目」がキーポイントとのことで…痛い?)

[amazonjs asin=”415120086X” locale=”JP” title=”すばらしい新世界〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)”]ハクスリー著、ディストピア小説の不朽の名作。
近年、新約が活発になっているということで、この作品もその一つ。戦前に書かれたものながら、とても読みやすいそうです。この作品の世界では、人類は階級ごとに選別されて徹底的に管理されています。管理されているという意識は消滅し、完全に平穏な日々を過ごしている人類…紹介者さんは、レビューなどでこんな社会もありでは…?という意見が多いことに驚いたそうです。
(ぼくも以前読書会で紹介させてもらった傑作です☆)

[amazonjs asin=”4575518956″ locale=”JP” title=”暗黒女子 (双葉文庫)”]今年映画化された、秋吉理香子の作品。
暗黒女子というタイトルがインパクト大の作品ですが、表題どおり女子たちの裏の顔がクローズアップされる物語です。女子高生のサークルで不審な死があったあと、メンバーの女子たちがそれぞれ物語を朗読、そこで徐々に真実が明らかに…という展開。紹介者さんによるとキツめの内容なので、女性にあこがれを持っている男性は、読まない方が良いの事でした(-_-;)
(ぼくも読まない方がよいでしょうか…?)

[amazonjs asin=”408745200X” locale=”JP” title=”ワーカーズ・ダイジェスト (集英社文庫)”]芥川賞作家津村喜久子の中短編集。
とかく男性はSFや歴史など“大きい”物語を好みがちですが、津村さんの物語はそれとは異なり“小さい”物語です。この作品では働く大人たちが描かれているのですが、大事件は起こらないかわりに、人物の感情や日々の生活など、細やかな描写がなされているとのことでした。紹介者さんは、自分の日常と重ね合わせて、非常に共感できると語ってくれました。
(ぼくも“小さい”物語を読んでみたくなりました)

[amazonjs asin=”4334767044″ locale=”JP” title=”サクラ咲く (光文社文庫)”]辻村深月著、三篇の短編集。
この本に収められている物語は、進研ゼミ中学講座に連載されていたそうです。辻村さんの作品には暗い内容のものもありますが、中学生向けということで、10代の純粋な想いを描いた、全体的に爽やかな内容となっているます。今回の読書会が4月ということで、出会いの時期に読むのにぴったりなこの作品を、紹介者さんがセレクトしてくれました。
(進研ゼミの別冊みたいなの、好きでした(笑))

[amazonjs asin=”4101484198″ locale=”JP” title=”銀婚式 (新潮文庫)”]篠田節子著、一人のビジネスマンの生きざまを描いた作品。
今回の読書会では女性作家の作品が多く登場しました。この『銀婚式』もその一つで、バブル崩壊後を生きるビジネスマンの物語が詳細に描かれています。銀婚式=結婚25年目ですが、この作品の主人公はすでに妻とは離婚。しかしながら、子供のことなどと関わり合うことが多い。そんな関係が、おもしろくかつ丁寧に描かれているとのことでした。
(結婚25年って途方もなくすごい…!)

[amazonjs asin=”4087925102″ locale=”JP” title=”暗黒神話 完全版 (愛蔵版コミックス)”]諸星大二郎の金字塔を、完全版化。
まず最初に驚いたのが、この本のお値段。なんと3000円超え…!ということで、紹介者さんもそうとう気合を入れて購入したそうです。当時の連載から加筆修正されているとともに、黒以外にもインクの色が使い分けられており筆感も印象的。この作品は紹介者さんが大好きな伝奇SFマンガの古典ということで、知らない人はモグリだそうですよ。
(3000円は勇気がいりますね!?)